大阪いぬねこ事情

大阪市の動物管理センター年間殺処分数

平成10年〜平成23年までの、大阪市の犬と猫の殺処分数、そして飼い主による持ち込み数を表にしました。

はじめに

これは、動物が好きな人、関心のある人だけの問題ではありません。
野良猫に迷惑している人
躾のできてない犬が怖い人
モラルのない飼い主に迷惑している人
動物が苦手な人も好きな人も、そして当の動物たちも、それぞれがうまく譲りあいながら、お互いを尊重しあいながら生活していくためには、どうすればいいか、この数字を見て考えたいものです。

年度 1998年 1999 2000 2001 2002 2003 2004
殺処分(頭) 1,568 1,530 1,332 1,282 1,169 948 838
飼い主持ち込み数 528 460 376 318
年度 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011
殺処分(頭) 700 518 535 429 319 318 249
飼い主持ち込み数 413 334 329 267 256 252 231
年度 1998年 1999 2000 2001 2002 2003 2004
殺処分(匹) 4,849 4,479 4,238 3,501 4.097 4,903 4,689
飼い主持ち込み数
1,485
509 486 424
年度 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011
殺処分(匹) 4,757 5,320 5,177 4,591 4,279 4,169 3,613
飼い主持ち込み数 541 583 624 471 471 492 440

保健所に持ち込むとどうなる?

野良猫や野良犬が持ち込まれた場合は、まいごの可能性などで飼い主が探している場合があるので、すぐに処分されるわけではありません。(とはいっても、数日間だけですが。)
けれども、飼い主が直接持ち込んだ場合は違います。

拾った仔猫も同じです

当の飼い主が「いらない」と言っているのだから飼い主からの連絡を待つという責任はなく、告知(こんな犬が収容されてますよというお知らせ)もなければ、即日処分されることもあります。悲しいですが、数字を見ての通り、毎年これだけの犬や猫を飼い主自ら持ち込み、そのほとんどが殺処分されています。猫にいたっては、そのほとんどは生まれたばかりの仔猫なのです。

よく分からないのでわんにゃんセンターに問い合わせてみた

大阪市わんにゃんセンターさんによると、最近は即日処分というのはほぼないそうです。
明らかに飼われている犬・ねこである場合はまず飼い主を探すプロセスから入ります。それでも飼い主が見つからなかった場合、次は人に譲渡できるかどうかの評価にはいります。そこで健康であるとか、問題行動がないだとかの条件をクリアした動物は譲渡対象となって、保護団体や講習を受けた個人に引き渡されていきます。

飼い主持ち込みは、はじめの「探す」プロセスがないのですね。

でも、悲観的なことばかりではありません。
数字をよくみてください。
2007年から2011年の5年間を比べると…
犬はおよそ半数に、猫もおよそ30%減になっています。


大阪市の動物管理センター年間殺処分数

ねこ
大阪市の動物管理センター年間殺処分数-2

確実に、殺処分されたり捨てられる数は減っています。

環境省は、2007年〜2017年の10年間で引き取り数(殺処分数)を半減させることを明記する指針を出しました。この目標達成にむけ、行政と各保護団体、一般ボランティアが各自がんばっておられます。

大阪市の目指す活動

そして、わが大阪市でも
1.不妊去勢手術の推進
2.インターネットなどを通じて引き取り手探し
3.野良ねこの苦情ゼロをめざしての街ねこ活動
などの対策を進めています。

そして、最後にもう一度。

動物が好きとか嫌いとかの問題ではなく…

これは、動物が好きな人、関心のある人だけの問題ではありません。
野良猫に迷惑している人
躾のできてない犬が怖い人
モラルのない飼い主に迷惑している人
動物が苦手な人も好きな人も、そして当の動物たちも、それぞれがうまく譲りあいながら、お互いを尊重しあいながら生活していくための、施策のひとつなのです。