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台湾の猫村「侯硐(ホウトン)」へ行って猫の管理についてインタビューしてきました

台湾の猫村「侯硐(ホウトン)」へ行って猫の管理についてインタビューしてきました|Neko Apartment-ネコアパートメント

世界6大猫スポット「侯硐(ホウトン)猫村」へ行ってきました!

台湾の中心地、台北から電車やバスで1時間ほどでのところにたくさんの猫とわずかな人が生活している観光地があります。先日、台湾弾丸の旅に行ってきたので、ここにも足を運んできました!

台湾の中心地「台北(タイペイ)駅」から、台湾鉄道に乗り継いで電車で30~60分。
「瑞芳(ルイファン)駅」で、レトロな雰囲気漂うローカル電車に乗り換えます。

「瑞芳駅」といえば、映画「千と千尋の神隠し」の舞台といわれ、観光地で有名な九份(キュウフン)に行くときに立ち寄る駅で、そこから1駅で目的の「侯硐駅」なので、とても行きやすい場所にありました。

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日本での下調べの時点でテンションがあがりっぱなしのわたし、ついに現地へ到着!

ドキドキ!(*^^*)
しかし台湾は梅雨真っ盛りのため、あいにくの大雨でした…

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こんな悪天候で、猫たちに会えるのか?!

駅を降りたらすぐに「猫まみれ」

田舎まるだしの情緒溢れる「侯硐駅」で下車をしますと、さっそく「猫だらけ」でした。

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いたるところに、手作り感満載の猫グッズが飾られています。

これは何か飾るためなのかな?

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む…。
見たことのある猫キャラが…Σ(´∀`;)

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…こ、これは。
なんか違う(爆笑)

駅構内で、村の猫を紹介していました

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駅のあちこちに、猫の写真と名前がかかれた額が飾っています。
村に住んでる、または住んでいた猫たちのようでした。

色々なオブジェを楽しみながら、どんどん進みます。

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ここで!

第一村猫を発見!

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観光客のお姉さんのひざの上でうっとり…
「あなたの猫ですか?」と質問すると「いいえ、ここの猫よ」と教えてくれました。

それにしても、初めて会う人にもここまでリラックスするとは。
ここで嫌な思いをしたことがないのかもしれませんね。

駅構内に猫トイレが!!

しかも、こんなにざっくりと置かれていました。笑
ちなみに、においは全くしませんし清潔に掃除されていましたよ。

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猫村からの注意事項をしっかり読もう!

駅構内や村の中にはさまざまな案内看板、注意書きがあります。
とはいっても中国語で書かれてあるのでわかりませんw

海外からの観光客も増えているようなので、今後多言語表記に変わっていくかもしれませんね。ちなみに台湾では英語は思ってるほど通じませんでした(そもそも、ほとんど話せないのですが^^; )

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猫村は動物の飼育放棄・遺棄を禁止しています。

こちらの看板では、猫村への猫の遺棄はやめて、とおねがいしています。
捨てられた猫たちは、ここの環境に適応しながら生きることは難しいので、あなたの決め付けと無知で一つの尊い命が失われるなんてことがあってはなりません、とかかれています。

飼育放棄・遺棄は禁止されています。

動物保護法に基づき、違反者は台湾元で三万元以上または十五万元以下の処罰に課せられます。(日本円で約11万円以上または55万円以下)※2017年1元:3.7円

日本の動物愛護法でも、愛護動物の遺棄は100万円以下の罰金に処されます。それでも、犬や猫をかんたんに捨ててしまう人は国を問わず絶えないようです、問題ですね(*_*)

 

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猫友社志(猫村のボランティアグループのことかな?)のスタッフたちは、猫ちゃんたちに点薬したり(ダニ除け薬、目薬など)、病気で衰弱した猫ちゃんたちを治療したり、定期的にダニ除け薬を与え、猫ちゃんたちのためのエサや缶詰、お薬や保健用品などの支援を募っています。猫ちゃんたちに決まった時間にご飯を与え、健康的で安全な食べ物を口にできるように取り組んでいます。また、海外の方々もここの雰囲気や環境がとても好きで、よく猫ちゃんたちに会いに来ます。

こちらの看板では、猫村での活動を説明しているようですね。
せっかくなので多言語表記にすると、観光地だけでなく、地域ねこや管理していくことの重要性を知ってもらう動物愛護の啓蒙地としてもうったえることができるかもしれません!

猫村マップ

駅の中に、猫村マップがありました。
北側が、猫村になっており、反対側は旧炭鉱村跡と川が広がっています。

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※翻訳付きMapはこちらから!

猫ハウスがいっぱい!

村中には、いたるところにこうした犬小屋(おそらく、猫のためなんだと思う)が設置されています。あれ?よく見ると、キャットタワーも置いてますね。これが目に入ってないくらい、わたしは驚きの連続で目移りしていたようです。笑

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Houtong駅 当直猫 駅長室 閲覧版

にぎやかだニャン!」と書いているみたいです(*^^*)

おそらく、この村に暮らす猫たちの写真だと思います。

ちなみに駅長も猫です。

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2003年頃に村に現れた鼻が黒いから「黒鼻」と名付けられたオスの猫がいました。彼は、2010年に亡くなるまで、この駅で訪れる人達を歓迎し、そのひざの上で眠ったりしていたそうです。

なので、亡くなったあとは村の親善大使として駅長に任命され、こうして今も訪れる観光客を迎えています。侯硐猫には、歴代「四天王」と呼ばれる猫たちがいるそうで、駅長はその四天王のうちの一匹なんだそうです。北斗の拳みたいでかっこいいですね(^o^)

 

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ただの猫村レポートとは違います!(たぶん)

さて、ここまで台湾猫村の記事をかきすすめてきましたが、ここは観光地としてとても人気な場所で、ここでの様子を記事にしたブログはすでにたくさん存在しています。

なので、ここはネコアパートメントならではの視点と切り口で進めてまいりたいと思います!

地域ねこ」「動物愛護」「人と動物の共生

こうした、動物福祉の視点でこの村を探索すると、日本ではとても出会えないような価値観、景色が広がっていました。

もちろん、台湾国内においてもこの村は特殊であることは間違いありませんが、参考にできるところ、学べるところが色々あったように思います。

中国語どことか英語もつたない私のスキルでなんとかインタビューもしてきました!^^;
長くなりますが、よかったらおつきあいください。

かつては炭鉱業でにぎわっていた猫村

侯硐は、かつて日本統治時代に炭鉱の町として栄えていました。

とくに周辺の炭鉱からの石炭の積み出し等でにぎわっていた駅だったそうです。1990年頃に炭鉱の衰退とともに、ここも廃墟となりました。その跡地はそのまま保存されており、廃墟好きにはたまらない景色が広がっています。

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ピーク時に6000人以上いた人口は、数百人を数えるほどに。
2009年以前は、観光客もほとんどいなかったそうです。

ねずみ駆除のための猫が増えてしまった

もともとは、炭鉱の坑道の木製の梁や柱を食い荒らすネズミを駆除してもらう為に猫を飼っていたそうです。しかし、炭鉱の衰退後も繁殖力が強い動物なので、小さい村に100匹以上に増えてしまいました。

有志ボランティアによる猫の管理・繁殖制限がはじまる

そして2009年10月31日に、猫愛好家有志により「猫との共生で猴硐は最も美しい」をスローガンとする活動はじまりました。結果、猫たちの居住環境は全く新しいものとなり、現在も120匹程度の猫たちがのんびりと、暮らしています。

一人の呼びかけから始まった

この呼びかけを行った人物が、写真家で作家の簡 佩玲(チェン・ペイリン)さん。獣医師である彼女が、自身の動物病院のホームページのための写真を撮影するために村を訪れ、猫達の環境を不憫に思い、環境改善を呼びかけたことが、始まりだそうです。

増えないよう手術をし環境改善がスタート

ボランティアを募り、猫の避妊・去勢手術をすすめて増えないよう頭数コントロールをしながら、給餌や雨風をしのぐ猫ハウスの設置につとめました。手術費用は、村人や有志ボランティアによってまかなわれています。

ここは、とても小さく高齢者の多い村ですから費用の捻出はたいへんなものであったろうと推測されます。チェンさんを取材した動画がありました。猫村の様子も、よくわかりますね。

【動画】ひとりの女性が、低下した村に活力を与えました

観光地「猫村」の誕生

2009年ごろ、一部の観光客がSNSで猫の写真を広めたことにより来訪者が増えていったようです。じわじわと観光客が増え、2013年にCNNの「世界6大猫スポット」に選出されたことをきっかけに爆発的に増えました。

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愛は裏切ることはありません。
猫村での動物の飼育放棄遺棄は禁止です。

飼育放棄・遺棄禁止、動物保護法に基づき、違反者は台湾元で三万元以上または十五万元以下の処罰に課せらせる

もし猫を飼育放棄・遺棄する現場を目撃した場合は直ちに、写真に収めてから該当者をその場に留めて里の長と警察に通報をしてください。

また、にゃんこ情報センターにも通報をお願いします。

全ての看板は、厳しい注意書きよりもほっこり可愛いキャラクターが注意をしているので雰囲気がやわらかくていいなと思いました。

有名になったことでの問題

猫と人が共生することで有名になったことで、ここに猫を捨てに来る人があとを立たなくなってしましました。残念なことですが、これは現在でも続いています。村のあちこちで、「猫を捨てないで」と呼びかける看板が目立ちました。

さらに2012年には猫ジステンバーによる猫の大量死もあったそうです。
現在は、管理されている猫はワクチン接種も徹底されているとのことでした。

やはり、問題があるのは全国共通なのですね。

さて、ここまできて…

まだ駅を出てませんwww

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写真を撮ってる間にお姉さんがいなくなって佇むサビ猫さん。
彼女は、帰りにもここにいたのでお気に入りの 場所のようです。

そんなわけで、長くなってしまうので
記事をいくつかに分けたいと思います。

次回もおつきあい頂ければうれしいです。

参考にした記事