2018.3.15大阪府環境農林水産常任委員会:動物愛護管理基金ついての質疑文字起こし

2018.3.15大阪府環境農林水産常任委員会:動物愛護管理基金ついての質疑文字起こし

三田 勝久委員

動物愛護管理基金の考え方についてお尋ねします。
3月5日に殺処分ゼロを目指す動物愛護管理基金が議員条例で可決されました。47都道府県で初の動物愛護の基金条例です。昨年9月議会で、同異物愛護基金の創設を提案いたしました。そのあと、京都市、尼崎市、熊本市などを調査し、ようやく実現することができました。

議員の皆さま、また環境農林水産部の皆さま、関係者の皆さま本当にありがとうございました。

これで、基金条例という背骨はできました。
次は基金をどうするかという、いわゆる肉付けをしていかなければなりません。昨年8月に羽曳野市に「動物愛護管理センター(愛称:アニマルハーモニー大阪)」が完成し、順調に可動しています。会場を契機に動物愛護の取り組みをいっそう推進するために皆様がたから寄付金を募っていきます。現在の寄付金の状況はいかがでしょうか。

ヤマモト動物愛護畜産課長

お答えいたします。
寄付金につきましては昨年8月から府民参加型の取組みのひとつといたしまして、動物の愛護の推進に活用するため、広く募ってきたところでございます。当初より、職員が直接イベント会場等で寄付を呼びかけるなど、地道な取り組みを進めてまいりました。

その結果、へいせい30年1月末時点での寄付額は120万程度でございました。2月にはいってからは、アニマルハーモニー大阪のとりくみがテレビで放送、また新聞にも掲載されたこともあり、大きく状況が変わり、平成30年2月末時点で予想を大きく上回る750万円近い寄付が寄せられているところでございます。

三田 勝久委員

まあ750万ってほんとうに大きな数字になりましたね。当初の見込みを大きく上回り寄付金が集まってる状況は分かりました。
多くの方が動物愛護の取り組みを応援して頂いてるわけで、その思いをしっかり受け止めていただきたいと思います。寄付してくださった方々のご厚意をムダにすることは許されません。

集まった寄付金は、全会派一致で可決された動物愛護管理基金で活用すべきと考えますがいかがでしょうか。

ヤマモト動物愛護畜産課長

いただいた寄付金につきましては、引取数削減、返還譲渡率のさらなる向上につながる新たな取組みに活用できるよう検討していたところでございます。こうした中、新たに動物愛護管理基金が設置され、また予想を大きく上回る寄付金も寄せられていることから、本基金に寄付金を積み立てられるよう、今2月定例会におきまして、予算議案の追加提案をしているところでございます。

三田 勝久委員

善意の寄付金を有効に活用するためにも、基金に積み立てることがもっとも合理的と考えます。今後どのゆな事業に基金を活用するのかお伺いします。

ヤマモト動物愛護畜産課長

お答えいたします。
人と動物が共生できる社会を実現し、社会全体で殺処分がゼロになることを目指すためにはさらなる引取数の削減、返還譲渡率の向上に取り組むことが必要と考えております。30年度につきましては、寄付金事業としまして実施しようとしていた3事業につきまして基金を活用し、着実に取り組んでまいりたいと考えております。それをふまえてこれらの事業効果や状況を踏まえながら事業規模の拡大や新たなとりくみについても検討していきたいと考えております。

三田 勝久委員

ちょっと課長にひとつお尋ねしたいんですけれども、これもともと、私はじめたのが2年前のさくらねこプロジェクト、一般質問で行って、去年基金のことをしたんですけれども、さきほど引き取り数削減という答弁されましたけれども、これは猫の去勢とか不妊治療というのも含まれてくるんでしょうか?

ヤマモト動物愛護畜産課長

来年の3事業の中のひとつなんですけれども、所有者のいない動物を減らす事業、まあとくに野良猫、とくに子猫を減らす事業でございまして、所有者のいない猫対策を行う、まあこれは当然不妊・去勢手術も含めた、そういう地域に対しまして支援していく、アドバイザーを派遣していく等の事業となっております。

田 勝久委員

それから、今ご答弁において”新たなとりくみ”ということをお答えされましたけれども、寄付金を運用するにあたり、検討委員会のようなものをですね、設置すべきと考えますがいかがでしょうか。

ヤマモト動物愛護畜産課長

お答えいたします。
基金を活用する新たなとりくみにつきましては、様々なご意見をお伺いすることが重要であると認識しておりまして、寄付を頂く方々の参加したい、応援したいという気持ちを反映できるよう、有識者や関係団体等から広くご意見をいただく方向につきまして、委員お示しの委員会を含めその手法を検討してまいります。

三田 勝久委員

ぜひですね、幅広い意見をきいてですね、ほんとにこの動物との共生、共に生きるということを図っていただきたいと思います。またさきほど寄付金がですね、大幅に増えたということが新聞やテレビで報道されたと申されましたけれども、やかりね、この寄付金のことを知るということは大切なことだと思うんです。広く府民のかたに動物愛護管理基金があってですね、これがふるさと納税でできることをですね、知っていただくことが大切だと思います。周知方法はどのようにされていくんでしょうか?

ヤマモト動物愛護畜産課長

アニマルハーモニー大阪のホームページ等におきまして、動物愛護管理基金への寄付を広くよびかけるとともに、ふるさと納税の対象であることを含め、広報を行ってまいります。
またセンターを訪問していただいた方々へ基金について直接周知してまいります。さらに市町村に対しましても、広報誌への掲載やPRパンフレットの配布など、広報協力の呼びかけをしていくほか、動物愛護関係のイベント等、さまざまな機会を捉えて周知を図ってまいります。

また本府のふるさと納税のページである「ラビング大阪」に寄付金を募っている1メニューとして掲載されるよう調整してまいります。

三田 勝久委員

ぜひともね、大勢の方々に知っていただくということが大事だと思いますのでよろしくお願い申し上げます。

えー、ネコノミクス効果というのがあります。これはね、猫が与える経済効果のことです。2015年のですね猫関連グッズの売上2兆3206億円といわれております。昨年大阪府を訪れた外国人旅行者は、1111万人、関西2府4県で使われた消費額というのが1兆1584億円、まあそれをはるかに上回るのが、このネコノミクスという効果でした。
大阪新阪急のベーカリーではですね、犬猫食パンの耳の部分を1枚10円で販売して、その売上の全額を動物愛護管理センターに寄付する取組みをはじめられたそうです。阪急阪神ホールディングスグループが、社会貢献事業の一環として実施をされたそうです。たいへんありがたい話だと思います。

ぜひとも、社会全体で理由なき殺処分ゼロを目指していただきたいと思いますので、どうぞまた皆様方もよろしくお願い申し上げます。

ご答弁いただいたヤマモト課長におかれましてはですね、今年度で退職されるとお聞きしました。まあ3年前から色々ずっとこの問題お付き合いいただきましてほんとうにありがとうございます。

昨年8月にアニマルハーモニー大阪が開所、3月5日には動物愛護管理基金条例が可決されました。動物愛護行政をですね、大きく大きく前進してくださり、感謝申し上げます。獣医師職として、動物愛護行政に長くご尽力され、現場でのご苦労などたくさんの経験から後輩にアドバイスをいただければと思います。

ヤマモト動物愛護畜産課長

委員には過分なるお言葉ありがとうございます。
またこのような場で発言の機会をいただきまして誠にありがとうございます。

わたくしは昭和57年に府庁へ奉職して以来、36年間に渡り環境農林水産部におきまして、畜産農家における家畜の伝染病予防対策や畜産振興業務に関わってまいりました。まあその中で、BSEや高病原性鳥インフルエンザなど、社会的に大きな影響を及ぼす動物由来感染症の発生防止対策に従事できたことは大変有意義だったと感じております。

現在は、動物愛護畜産課長として畜産のみならず、動物愛護や野生動物対策にいたるまでの幅広い動物行政に関わっており、とくに長年の懸案事項でございました動物愛護管理センターを皆様方のご協力により、無事開所することができ、府庁生活の集大成として大きな達成感を得ることができました。

現在の動物愛護畜産課は、平成17年に全国にさきがけ動物行政の一元化を担う課としてスタートいたしました。今後も、家畜・ペット・野生動物をふくめた動物と人とが共存しながら心豊かな社会をつくることが非常に重要であると考えております。

そのためには、動物の適正な管理はもとより、動物へのいたわりと感謝の気持ちを大切にすることが必要ではないかと思っております。 当課の人間も同じ様な気持ちで業務にあたっていただきたいと思います。今後も課が一丸となって動物愛護の推進に努めてまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。以上でございます。ありがとうございました。

三田 勝久委員

長い間ありがとうございました。どうぞまたお体お気をつけて色々アドバイスの程よろしくお願いいたします。

最後に要望なんですけれども、南大阪食肉市場株式会社に対する建物収去、土地明け渡し、請求に関する訴えについてですが、この様な状況になったことをじゅうぶんに反省すべきです。当時、多くの議員から様々な指摘や不安視する声があったにもかかわらず政策を推し進めた平成14年の知事、現・参議員議員の太田房江氏を本来ならば参考人として呼びたいくらいです。今後このようなことが起きないように徹底していただくことを要望します。
(参考:南大阪食肉市場を提訴へ 大阪府が貸付金25億円の返済求め

また、田尻漁港の不法占拠については平成27年7月に新聞報道がされています。当委員会でも昨年2月議会でうらべ議員が指摘をしています。確認し、指導するまでにだいぶ時間がかかっています。もっと速やかな対応ができなかったもでしょうか。そのほかに、同様な不法占拠の有無の確認と田尻漁港内の不法占拠状態の速やかな撤去を求めます。そして、今後このような不法占拠が起きないように監視体制の強化を要望して、わたくしの質問を終わります。ご清聴誠にありがとうございました。

犬もねこもにんげんも|KATZOC PROJECT

Neko Apartmenrの犬猫の保護活動・受け入れのすべては、特定非営利活動法人KATZOC(カゾック・大阪市に申請中)にて行っていくことになりました。 カゾックは、動物の保護をして里親さんへつないだり、譲渡会イベントの開催や、沖縄県宮古島の保護犬や猫の受け入れ連携などしています。 犬もねこもにんげんも垣根なくいろんなカゾクを応援する10年後のコミュニティをめざして活動しています。